2018年5月26日~6月3日、日本弁護士連合会のドイツ調査に通訳として同行しました。ドイツにおける移民・難民の受け入れと社会統合について、その政策と実践について学ぶことが今回の調査の目的です。
約1週間の滞在期間中、ミュンヘン、ニュルンベルク、ベルリンの3都市を訪問し、様々なアクターからお話を伺うとともに、社会統合の現場を視察してきました。

連邦移民・難民庁をはじめとする連邦レベルでの政策から、州や自治体レベルでの政策や民間福祉団体との協働、民間諸団体のきわめて活発な実践まで、多様な視点からお話を伺うことで、ドイツの実情をより立体的に捉えなおすことが出来ました。

今回の調査に際しては、事前準備(訪問先の選定やアポ取りなど)から携わらせていただき、また、現地でも通訳としてやり取りを重ねる中で、多くの学びと発見がありました。

ドイツの実践を、そのまま日本社会に置き換えることは出来ませんが、調査同行を通して得られた大いなる刺激とアイディアを、ISSJの事業の中にも活かしていくことができればと思っています。
ISSJが昨年度より実施している「女性のための日本語教室」も、ドイツでは当たり前の光景であることに、幾ばくかの羨ましさを感じながら――。

 

↑連邦移民・難民庁(ナチス親衛隊の兵舎だった建物が利用されていました)

 

↑民間福祉団体のオフィス入り口。HAUS DER BEGEGNUNGとは「出会いの家」という意味。

 

↑複数の民間福祉団体のオフィスが1つの建物の中に入っている「国際相談センター」。

 

↑統合コース(移民・難民庁の委託によるドイツ語とドイツ社会について学ぶクラス)の一コマ。

 

↑ベルリンの空港跡地に設置された難民のための仮設住宅。

 

1週間で11ヵ所というハードなスケジュールのみならず、日中は30℃以上という異常気象(もちろんエアコンはなし!)に見舞われ、全ての予定が終わるころには頭がぼーっとしている毎日ではありましたが、この時期ならではのシュパーゲル(白アスパラ)とドイツワインも堪能し、充実の滞在となりました。