ISSJでは、移住者家族の支援を行う中で、病気、妊娠・出産、子どもの教育・発達、生活困窮、家族関係など、さまざまな相談に対応しています。いずれの支援においても、関係諸機関との連携は欠かせません。
どのような機関と、どのような連携を行っているのか、以下3つの事例を取り上げて紹介します。
医療ケースにおける連携
- 医療機関
- 役所、保健所
- 介護事業所
- 当事者の家族(日本国内、本国)
- コミュニティ(民族、宗教など)
ISSJのソーシャルワーカーができること
1. アセスメントの支援
- 必要に応じて、通訳を手配します(オンライン通訳含む)
通訳手配に際しては、当事者の言語だけでなく民族性や性別にも配慮します。 - 病院に同行し、当事者の生活状況や在留資格等についてお伝えします。
あわせて、当事者が病院内での手続きや受診の流れ、自身の病状等について正しく理解できるようサポートします。 - 今後の治療や地域での暮らしに関わると考えられる情報を提供します。
① 在留資格に基づく福祉サービス利用の制約と展望
② 難民の背景に関わる事項
③ 文化的背景と必要な配慮
④ 類似する事例の提供
2. 地域での暮らしの支援
- 病院外での各種手続きを支援し、必要な福祉サービスにスムーズにつながれるようにします
- 地域の社会資源を開拓し、つなぎます
- 必要に応じて、家庭訪問等によるフォローアップを行います
ISSJのソーシャルワーカーができないこと
-
- 身元引受人となること(必要な場合は緊急連絡先となりますが、医療行為の意思決定や身元保証・身元引受人となることはできません)
- 医療通訳
- 当事者の生活の監督
医療における連携の事例
準備中・・・
母子保健ケースにおける連携
主な連携先
- 医療機関
- 保健センター、保健所
- 役所(戸籍関係、保険関係、子育て支援関係)
- 子ども/児童家庭支援センター
- 児童相談所
ISSJのソーシャルワーカーができること
1. アセスメントの支援
- 必要に応じて、通訳を手配します(オンライン通訳含む)。
通訳手配に際しては、当事者の言語だけでなく民族性や性別にも配慮します。 - 保健センターや病院、保健師による家庭訪問等に同席し、当事者の生活状況や在留資格、今後の見通し等についてお伝えします。
- 出産後の子どもに関わる手続き(出生届、在留資格取得の手続き、国籍取得等)についての情報を提供します。
①在留資格に基づく母子保健サービス利用の制約と展望
②難民の背景に関わる事文化的背景と必要な配慮
③子どもの国籍取得
④類似する事例の提供
2. 養育相談
- 養育が困難であると考える母親の相談に応じ、利用可能な社会資源について情報を提供し、取り得る選択肢を共に考えます。
- 必要に応じて、地域の児童相談所とも連携します。
3. 出産後のフォローアップ
- 出産前後の各種手続き状況を確認し、必要なサービスにつながれるようにします
- 保健センター等と連携し、乳幼児健診や予防接種を漏れなく受けられるよう支援します。
- 出産後の母子が孤立しないよう、地域の社会資源を開拓し、つなぎます。
- 必要に応じて、家庭訪問等によるフォローアップを行います
ISSJのソーシャルワーカーができないこと
- 出産の立ち合い
- 医療通訳
- 各種手続きの代行(必要な場合には当事者の委任を受けて行います)
- 当事者の生活の監督
母子保健ケースにおける連携の事例
準備中・・・
外国につながる子どもの療育に関する連携
主な連携先
- 保健センター、発達相談・療育相談窓口
- 療育施設、相談支援事業所
- 幼稚園、保育園、小学校
- 役所(障がい者支援関係)
ISSJのソーシャルワーカーができること
1. アセスメントの支援
- 必要に応じて、通訳を手配します(オンライン通訳含む)
通訳手配に際しては、当事者の言語だけでなく民族性や性別にも配慮します。 - 移住者家族の生活や母文化等について情報提供を行います。
①来日の経緯や難民の背景に関わる事項
②文化的背景と必要な配慮
③類似する事例の提供
2. 手続きの支援
- 利用可能なサービスから零れ落ちてしまうことのないよう、役所、事業所等と連携しながら各種手続きを支援します。
- 療育に関わる複雑な手続きを当事者が理解できるように、手続きやサービス利用状況を確認し、交通整理を行います。
ISSJのソーシャルワーカーができないこと
- 療育の場での通訳
- 当事者の生活の監督
連携の事例
準備中・・・