日本人と外国人の国際結婚は、1970年には年間5,000件程度でしたが、2005年には年間4万件を超えました。これに伴い国際離婚も増加し、結婚生活が破綻すると、一方の日本人の親がもう一方の外国人の親の同意を得ることなく、子どもを連れて日本に帰国し、もう一方の親に面会させないといった「子の連れ去り」事態などが生じるようになりました。さらに近年では、外国人の親により日本から子が国外に連れ去られる事例も発生しています。

国境を越えた子どもの移動は、子どもに生活環境の急変をもたらすほか、一方の親や親族との交流を断絶し、異なる言語文化への適応を強いるなど、子どもに対して悪影響を与えることが心配されます。

「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約」(1980年ハーグ条約)は、国境を越えた親子の面会交流の実現のための協力についても定めています。ISSJは、子どもが双方の親と交流する機会を持ち続けることができるよう、面会交流を支援しています。