Individual Support
個別相談支援
~挑戦を諦めないための環境調整~
Three Pillars
支援の3つの柱
挑戦の土台となる「生活の安定」を支える
新しい一歩を踏み出すためには、安定した生活基盤が欠かせません。移住女性の多くは、妻としての役割、母としての責任、そして自身のメンタルヘルスなど、複数の課題を抱えがちです。私たちは、「ちょっと話してみよう」と思えるような、心理的安全が確保された関係性を大切にしてきました。
傾聴し、必要に応じて課題解決のための個別支援に移行していく。長期的な視点で関わることで、新たな学びや就労への挑戦を阻む「目に見えない壁」を共に取り除いていきます。
「失敗体験の連鎖」を断ち切る
「はじめたくても踏み出せない」、「始めたけれど、中断せざるを得ない」、こうした経験の積み重ねは、やがて、「自分にはできない」という諦めや、自己効力感の低下を生じさせます。 この失敗体験の連鎖を断ち切ることこそが、伴走型スキルアップ支援と個別相談支援とを同時並行で行う最大の意義であると考えています。
一つひとつの課題解決に共に取り組み、最後までやり遂げる経験を支えること、あるいは、中断を余儀なくされたとしても、それは「失敗」ではないという物語を紡ぐこと。
それによって、彼女たちが自分自身の可能性を信じて歩んでいける環境を整えることにつながります。
事業設計に活かす
相談の中でふと漏らされる本音や、日々の生活が垣間見える関わりは、彼女たちが置かれた状況を深く理解するための貴重な手掛かりとなります。
これらを事業設計や場づくりの中に反映させることで、より実効性の高いプログラムを創り上げることができます。個人の尊厳を守り、安心して挑戦を続けるための「環境調整」は、本事業の根幹を支える不可欠な柱です。
Consultation
相談内容の例
子どもの進学や進路選択
子ども・教育
子どもの発達課題、療育へのアクセス
子ども・教育
夫の就労
家族・経済
家族関係やメンタルヘルス
家族・心理
医療アクセス(本人、家族)
医療
在留資格
法的手続き
家族の呼び寄せ
法的手続き
子どもの進学や進路選択
子ども・教育
子どもの発達課題、療育へのアクセス
子ども・教育
夫の就労
家族・経済
家族関係やメンタルヘルス
家族・心理
医療アクセス(本人、家族)
医療
在留資格
法的手続き
家族の呼び寄せ
法的手続き
事例① 専門家との連携により、漠然とした不安を取り除く
子どもの言語発達に不安を抱き、自分を責めていたAさん。多言語環境に生きる子どもたちの「言葉の遅れ」は、よく見られる現象ですが、Aさんにとっては初めての経験。
子どもとの関り方に悩み、子育てに自信を失い、それによって周囲との関係構築にも影響が出ていました。Aさんの話を聞く中で、一時的な声掛けではなく、専門的な知見が彼女の安心につながると判断し、この分野の専門家による個別相談を設定しました。
発達についての専門的な知識を得たことが、Aさんにとっては不安を低減させることにつながりました。
事例② より長期的な自立を目指した支援
プログラムに参加したいという声の背景に、深刻なDVが隠れていることもあります。
自分と子どもとを守るために、経済的に自立しなければならない。その切実な焦りが、心身の余裕を欠いた状態での無理な参加希望として表れていました。
Bさんの覚悟と母子の安全を最優先に考え、専門機関と連携して避難を視野に入れた支援を開始しました。
プログラム参加ではなく、命と尊厳を守ることが、Bさんの新しい人生を切り開くために必要な支援であると判断しました。
事例③ 次への準備としての中断を支える
プログラム参加中にがんが発覚したCさん。日本語でのやり取りには問題がなかったものの、極度の不安から医師の説明への同行を求めました。
受診に同行し、治療に専念するため一時的に講座を中断。講師の同意を得た上で、「いつでも顔を出してよい」というメッセージを伝え続けました。
体力と気力の回復後、Cさんはプログラムに復帰。この中断は挫折ではなく、自分を大切にしながら歩み続けるための前向きな選択でした。