ISSJ難民の背景を持つ移住女性の
社会統合促進事業
難民の背景を持つ移住女性の社会統合促進事業

ここで暮らし、ここで働く。 学びがひらく未来、 難民の背景を持つ 女性たちの一歩。

日本で暮らす女性たちが、自分らしいキャリアを描き、 地域社会の一員として活躍できる未来を信じて。

プログラムに参加する女性たち

Introduction

日本で生きていく

事業のはじまり

日本に暮らす定住外国人女性が、自分らしいキャリアを選び描ける社会はどうしたら創れるのだろう――。

ISSJでは、これまでも、難民として日本に逃れた女性や、家族として来日した移住女性たちの声を聞いてきました。比較的若い彼女たちは、子育てをはじめ、家庭内のケアを一手に担っています。本国での経験や異国で生き抜く力強さ、ユニークなアイディアを持ちながらも、言葉や情報の壁により、日本社会との接点を持ちにくく、孤立し、自信を持てずにいる女性も少なくありません。既存の就労支援策も、彼女たちにとってはアクセス障壁が高いのが実情です。

就労を通した社会参加は、女性たちの尊厳を取り戻すことにつながるだけでなく、日本社会の人手不足の解消や、社会の分断を防ぐことにも寄与できるに違いない。そんな確信から、この事業は始まりました。

背景イメージ
ともに歩んだ女性たち

本事業で対象としたのは、定住外国人の中でも、紛争や迫害により母国へ帰る選択肢を失い、ここ日本で生きていくという強い覚悟を持った「難民の背景をもつ女性」たちです。ロヒンギャやミャンマー、シリアやアフガニスタンなど――。

彼女たちは、教育の中断やキャリアの断絶、家族との別れなど、様々な喪失を経て、ここ日本で新たな生活を築いています。それぞれの才能と経験を活かして、自分らしく社会や家族に貢献したいという想いを抱きながらも、それらを実現する術を持たずにいました。本事業では、そんな彼女たちの想いを具体的な目標へと描き直し、一歩ずつ歩んでいく道筋を創ることを目指しました。

「難民」かつ「女性」という二重の困難を抱える彼女たちを包摂できる仕組みは、誰にとっても開かれたものとなるはずです。

対象者イメージ

Voices

女性たち・関係者の声

一緒に取り組んだ女性たち、協力機関や講師陣が語る2年半の歩み。 彼女たちの言葉に、耳を傾けてください。

「日本語能力試験へのチャレンジ」

初めての「試験」への挑戦と、芽生えた次の目標。私たちが共に歩んだ女性たちの素顔が詰まったインタビューです。(4分)

「日本で生きる――学びがひらく未来、働くことでつかむ自信」

日本で「夢」をつかむため、スキルアップ講座を通して新たな学びに挑戦した女性たちと、その挑戦を支える関係者の語りから綴る、実践の記録です。

「私らしく生きる――「得意」を活かしたスモールビジネスへの挑戦」

夢を「目標」に変え、レストラン開業に向けて試食会に臨んだ女性たちの、想いと挑戦を伝えます。

Overview

事業概要

「難民の背景を持つ移住女性の社会統合促進事業」は、休眠預金等交付金を活用した「アウトリーチ手法による外国ルーツ住民の自立支援 ―困窮からの抜け出しを支える体制作り―」事業に採択され、2年半にわたって取り組んできたプロジェクトです。

本事業は就労あっせんを行うものではなく、当事者の「就労」や「起業」に向けた一歩を支えるものです。それでも、「経済活動」にまつわる取り組みは、私たちISSJにとっても初めての試み。参加女性たちの強い気持ち、明るさ、切実な想いに背中を押されての実施となりました。

目的

「学びと挑戦」へのハードルを取り払い、彼女たちに現実的な道筋を提示すること

「私にもできる」と思えるロールモデルを生み出すこと

移住女性をとりまく課題

活かされない才能

母国での経験やキャリアがあっても、言葉や仕組みの壁により、単純労働に固定されがちです。

固定された「ケア」の役割

家庭内で「家事・育児を一手に引き受ける人」として期待され、社会からも、家族からも、自分自身も、そうあるべきだと思い込まされがちです。

二の次となる「自分らしさ」

家族の補助的な存在と見なされやすく、「自分がどうありたいか」は重要視されにくい現状があります。

描けない「未来」

子どもの教育、将来の備え、老後のこと――日本特有の複雑な仕組みを知る機会が少なく、将来の見通しを立てることが困難です。

限定的な「選択」のチャンス

情報不足や日々の忙しさに追われ、人生の節目を「自分で決める」機会を逃しがちです。

たどり着けない支援

日本語や日本文化を前提とした既存の支援制度は、彼女たちにとって非常にハードルが高いのが現状です。

社会統合とは

「社会統合」という言葉には統一した定義はありませんが、一般的には、移住者と受け入れ社会が相互に適応していく「双方向(two-way)のプロセス」と理解されています。

移住者には、言語の習得、法制度の理解と遵守、経済的自立の意思など、地域住民としての責任を果たすことへの努力が求められます。同時に、受け入れ社会には、移住者が地域住民としてのサービスや資源、さらには意思決定プロセスにアクセスできるよう、既存の制度や慣行を変容させながら、受け入れ環境を整えていくことが求められます。

片方の努力だけでは成し得ない社会統合の促進には、一方的な支援ではなく、権利と義務を再構築していくための「対話」を続けることが不可欠です。両者が出会う地域の現場でこそ、真の「対話」が達成されると言われています。

Survey

実態調査

地域企業における外国人の雇用に関する実態調査

受入社会の理解促進について

Our Journey

これまでのあゆみ

ISSJは、本事業に至るまでにさまざまな取り組みを積み重ねてきました。 ここでは、移住女性たちとの活動の中で生まれた成果物や報告書をご紹介します。それぞれの資料には、彼女たちと歩んできた時間が詰まっています。

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Contact

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社会福祉法人 日本国際社会事業団(ISSJ)

住所

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TEL

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