2003年新春のご挨拶 


同じ地球という船に乗るものとして

理事長 衛藤征士郎  


新年明けましておめでとうございます。本年も皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

昨年中は、日本国際社会事業団 (ISSJ) に暖かいご協力、ご支援をいただきまして厚く御礼を申し上げます。

2003年の幕開けは、ISSJにとっても新たなる半世紀を踏み出す特別な年です。近年、社会において、国とは、家庭とは、親とは、子どもとは何か、という問題を深く考えさせるような出来事、事件が多発しています。地球は一つでありながら、そこにはあらゆる文化、人種、宗教、考え方の異なる人々が、生活しています。時として、それぞれの考え方の相違、利益の追求は、争いと深い悲しみをもたらします。しかし、宇宙を周回するスペースシャトルから見た地球は、ただ美しく、紺青に輝く星で、そこには、どこにも国境などは存在しません。我々人間は、同じ地球という船に乗るものとして互いに理解しあい、協力し、共存しなくては、順調に航海を進めることが出来なくなってしまいます。まさに、この信条こそ、ISSJが、モットーとする「国境を越えて愛の手を」と考えを同じくするものであります。

ISSJは、厚生労働省から認可を受けている国際福祉を行う社会福祉法人でありますが、またジュネーブに本部を置き、20カ国の支部、140カ国を越える通 信員という世界的なネットワークを有するInternational Social Serviceの日本支部としても活動しております。そのため、今後の50年の私どもの果 たすべき役割は、さらに重要かつグローバルな視点を有する専門性を求められるものとなっていきましょう。戦争によって生じた子どもとその家族の援助をスタートさせた設立当初の信念、熱意を常に持ち続け、一人ひとりの命を尊重し、社会に貢献する事業団でありたいと考えております。本年も役・職員一同さらなる研鑚と努力を重ねてまいる所存でございますので、これからも一層のご協力、ご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 


子どもと家族の幸せを祈って 

常務理事 大槻弥栄子

2003年を迎え皆様に新年のご挨拶を申し上げます。

2002年はISSJ創立50周年の年であり、役職員一同に取りまして感慨深い年でもありました。既に皆様にインターカントリーの紙上にてご報告いたしましたが、アジア太平洋地域会議の開催、無国籍・外国籍・未就籍の子どもの基本的人権を守るアジア太平洋地域フォーラム開催等いろいろな会を催すことが出来ました。そして50周年の記念の行事で記念すべき年を締めくくることが出来ましたことは幸せでした。

2003年も、今まで以上に役職員一同気落ちを引き締め、援助を求める人々の要望に添って子どもとその家族の幸せのため誠実に仕事をしていく所存です。特に今年は、国内の難民について、いろんな団体と手をつないで対処してゆくことが必要になるのではないでしょうか。皆様方におかれましても健康に留意されお過ごしになられますことをお祈り申し上げます。そしてまた皆様の変わらないご支援ご協力を切にお願い申し上げます。