アジア・太平洋地域会議開催
各方面パネリストが出席2000年に実施した我が国における無国籍、未就籍、外国籍の子どもの実態調査を踏まえ、5月27日から30日までグランドヒル市ヶ谷においてアジア太平洋地域会議を開催しました。
5月27日は「無国籍、未就籍、外国籍の子どもの基本的人権を守る」をテーマに、午前はフィリピン元社会福祉開発省長官コラソン・デ・レオンさんから「海外で働いているフィリピン人の子ども達は叫ぶ『私達にも権利はある』」について(マリア・グスマンさん代読)と、フィリピン国際養子縁組委員会委員長ララヤさんから「日本における日比の子ども達について」の講演をしていただきました。午後のシンポジウムは弁護士の山田由紀子さんから「いわゆる『無国籍児』と国籍認定の問題点」、在日フィリピン人問題研究者の高畠幸さんから「日本出生のフィリピン人児童の出生登録」、足立児童相談所社会福祉士の富田洋子さんから「現場の抱える問題点−児童相談所において」についてお話をしていただき、ISSJの行った事態調査について北海道大学の奥田康弘教授がまとめられた報告を、海外出張中の奥田先生に変わってISSJの事務局長が代読しました。参加者からの質問も多く寄せられ、日本で初めてと思われるこのテーマのフォーラムは参加者から大変有益な会であったとの声が寄せられました。なお、ISSJの行った実態調査の数字が発表されることを期待した参加者も多く、人々がこのテーマに深い関心をもたれていることが分かりました。今年中に法律的な面 からの報告書は奥田先生が出版されます。また、この会議の報告書および、社会福祉の視点からの実態調査報告書はISSJが発行予定です。
国際福祉の専門家会議出席メンバー
5月28日から30日までは、香港、タイ、フィリピン、韓国、オーストラリアから集まった国際福祉の専門家達が、子どもの福祉について、特に無国籍、未就籍の子ども、さらに、2002年から2003年にかけて子どもの誘拐や売買の問題、女性の強制労働の問題、こうした国際的な問題解決をはかる協力体制確立を目的としたネットワーク強化のためにフィリピン、タイ、マレーシア、韓国などとの連帯を強める努力をしていく事で合意しました。さらに日本政府がハーグ条約を批准するよう、地域会議のメンバーがともに働きかけていくことおよび、アジア太平洋地域の福祉向上に向けて努力することを合意しました。
(この会議に助成をしてくださいました国際交流基金アジアセンター、万国博覧会協会、日本自転車振興会に厚く御礼申し上げます。)
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ISSJオフィス訪問の専門家会議出席メンバー
児童養護施設を見学するメンバー
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