2002年新春のご挨拶 


理事長 衛藤征士郎  


明けましておめでとうございます。本年も皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。旧年中は当事業団に対しまして暖かいお力添えを賜り厚く御礼を申し上げます。

21世紀は「平和と希望」に満ちてほしいとの世界中の人々の願いは届かず、その幕開けは想像もしえなかったテロ、そしてその後の爆撃、さらに炭素菌の被害と世界の人々を震撼とさせるものになりました。テロや爆撃を受けた人々、難民や国内避難民として飢えや寒さに逃げ惑う人々の報道に触れるたび、深く心が痛みます。現在、UNHCRによると世界中で約1210万人が難民となっており、さらに国内避難民などを含めた援助対象者は2110万人いるとされています。これは全世界で地球上の人口の284人に1人にあたります。難民支援というと、海外ばかりを思いがちですが、日本でも難民認定制度が昭和57年に発足して以来平成12年末までに、2,179人の難民申請者があり、そのうち265人が認定されています。

当事業団は、厚生労働省から認可を受けている国際福祉を扱う社会福祉法人でありますが、またジュネーブに本部を置き、世界的なネットワークを持つInternational Social Serviceの日本支部としても活動しております。それゆえ、私どもの果たすべき役割はさらに重要となっていきましょう。加えて、急速な国際化により無国籍あるいは未就籍の子どもや女性の問題も顕在しています。また国際結婚の増加につれて、来日した外国人が不安定な生活・医療環境のなかで出産、子育てを余儀なくされているケースも増えています。

本年も国際的な児童福祉、家庭福祉の向上に貢献するべく、ひとり一人の命の尊さを常に念頭におき、「国境を越えて愛の手を」さしのべてまいります。役・職員一同さらなる研鑚と努力を重ねてまいる所存でございますので、本年も一層のご協力、ご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

常務理事 大槻弥栄子

新年明けましておめでとうございます。昨年中は、皆様の常に変わらぬご支援、ご厚情を頂き深く御礼申し上げます。

早や、2002年を迎えました。毎年、今年もがんばろう!! と意気込んで仕事を始めることには変わりありません。しかし、昨年の考えられない悲惨なテロ事件をはじめとして数々の出来事を思いますと、世界的に幸せが遠のいていく様にも感じられ、大変不安を覚えます。私達の周りには、日本で生活している外国人、国際結婚をしている人々、それに伴う養子縁組、オーバーステイが引き金となって起こる問題、難民として暮らす人々など、様々な人間模様が繰り広げられています。本年も引き続き、小さな幸せを一つでも多く作ることが出来ますようにお手伝いをとスタッフ一同心を尽くしてがんばってまいりますので、皆様方のご支援をお願い申し上げます。