カンボジア・プテアニョニョムレポート
2001年2月14日から25日までISSJソーシャルワーカー2名がカンボジアのプテア・ニョニョムを訪れました。現地に到着した翌日、早速第2回目の運動会が開催され、500人〜600人の子ども達が参加しました。競技が白熱してくると、校庭にできた子ども達の大きな輪が徐々に競技の行われている中心に向かって狭くなり、同時に砂埃がまい散ります。日本の運動会と違ってどこかのどかで自由なプテア・ニョニョムの運動会を第1回目より2回目、2回目よりも3回目へとより発展・改善できればとスタッフ一同意欲を燃やしています。
また、今年度はプテア・ニョニョムの活動を見直し改善する目的で、改めてチョムロンパル村でニーズ調査を行いました。まだ、調査中ではありますが、多くの村人から自分たちの子ども達に職業訓練の一つとして英語を教えてほしいという意見が出され、プテア・ニョニョムのプログラムにその要望を反映させるべくスタッフ達で話し合いを重ねています。
子どもの国籍に関する実態調査
三菱財団の助成金を得て児童相談所、民間支援団体の協力により、「日本に国内おける未就籍児・無国籍児・外国籍児の実態調査」を実施し、440人分の回答が得られました。考察の結果 、無国籍の状態のまま、乳幼児期から施設入所中の子ども達やオーバースティの親と未就籍の不安定な身分で暮らしている子どもが多くいることが分かりました。日本社会は想像以上に異文化の人々との共生を要求されていることも実感しました。その中には適切な助言、支援があれば国籍取得や国籍確認ができる子どもも多く存在していました。1人でも多くの子どもが安定した日々を送ることが出来るよう援助の手を差し伸べる必要があります。同時に「国連の児童権利条約にいう人は生まれてすぐ国籍を有する権利」を守るために早急な国籍法の見直しが求められます。
TOKYO地球市民フェスタ報告
2001年2月3日、4日、東京国際フオーラムで行われたTOKYO地球市民フェスタに初参加しました。ISSJは、2月4日「外国人何でも相談」のコーナーで、さつき法律事務所の大貫弁護士、東京都・労政事務所職員、行政書士の先生方とともに外国人の在留資格、国際結婚、女性問題の相談活動を行いました。また、2月3日、4日の両日、NGO広場にて中国のお茶、カンボジア、ベトナムの手工芸品、フィリピンのドライマンゴーやコーヒー、ボランティア手作りの小物などを販売し、79,550円の売上がありました。
多くの来場者の方々にISSJの活動に対し関心を持っていただき、ボランティアを申し出てくださる若い学生の方もいました。さらに、参加団体同士の情報交換も図ることが出来、広くISSJを一般 に知って頂くよい機会となりました。
ISSJ呉バザー開催
2001年4月29日、呉市主催の「呉みなと祭り」の国際村の一角で、第6回ISSJ呉バザーを開催しました。
あいにく当日は雨模様で来場者の数が例年よりも少なく、売上もいつもの半分と残念でしたが、ISSJ呉クラブは新品不用品・古着・オーストラリヤ風焼肉など、広島メコンの会はインドシナ母国料理、KUPAはフィリピンの手作り料理の販売を行い、会員相互の理解と交流を深めることができました
香港出張レポート
2001年2月6日から9日までソーシャルワーカーが香港を訪問し、ISS香港と国際結婚・離婚に伴う問題について討議を行いました。また、九龍地区にある救世軍が運営する母子のためのシェルターを見学しました。香港では、ISS香港を中心とした関係諸機関が国際結婚・離婚に伴う問題の様々な援助プログラムに取り組み、そのための施設も充実しています。民間の機関が、ここでも時代のニーズに沿ったプログラムをたて、資金を獲得し、実際に運営し、他機関と連携を取りながらよりよいカウンセリングを行うことを目指していました。
また、5月7日から11日までソーシャルワーカーが再度香港を訪問し、中国人と結婚した女性たちに面 接しました。これから結婚する女性たちも参加し異文化の結婚によって生じる問題やその解決に必要な援助について話し合いました。香港や大陸の人と結婚した日本人女性達の中には、大家族主義の中で、苦悩する人や習慣の違いに悩む人々も多く、ISSJとISS香港で連携した援助の必要性を痛感しました。
フィリピン出張レポート
2001年2月26日から3月3日の日程で2人のソーシャルワーカーがフィリピン社会福祉開発省(DSWD)のダバオ支部とマニラ本部、および国際養子縁組委員会(ICAB)に出張しました。DSWDダバオ支部の協力により、日本人とフィリピン人の間に生まれ実父母から遺棄された混血児を養育する家庭を訪問し、困窮した生活の現状について話を伺う機会を得ました。また、ダバオ市内の教育・福祉・保健のサービスを提供している公的機関(City Social Service and Development Office)を訪問し、フィリピンで結婚前に義務付けられているカウンセリングについて説明を受けました。DSWDのプログラムであり、養育者のいない子どもの一時保護所(Reception and Study Center for Children)、夫の暴力から逃れた女性とその子どものためのシェルター(Substitute Home for Women)や虐待を受けた少女たちを保護するグループホーム(Group Home for Girls)を見学しました。マニラでは、DSWD本部とICABを訪問し、提携業務の確認、ケース協議を含む有意義な情報、意見、要望の伝達・交換を行うことができました。
ISSアジアパシフィック地域会議ISS本部PAC/EXCO会議報告
荒井副理事長が2001年5月12日から15日までロンドンで開催されたISS専門家会議(PAC)と理事会(EXCO)に出席いたしました。それに先立ち香港で開催されたISSアジアパシフィック地域会議に事務局長が参加し、地域のネットワーク強化に向けて話し合いました。